Q.
代理店契約において、独占的販売代理権と非独占的販売代理権の区別が重要と聞きましたがなぜでしょうか?
A.
代理店に独占的販売代理権が認められるケースでは、メーカーが直接顧客へ製品販売することが制限され、代理店のみが製品販売を行うことができ、代理店にとって有利な内容となります。
反対に非独占的販売代理権が認められるケースでは、メーカー及び代理店いずれも直接顧客へ製品販売することが可能なため、独占的販売代理権の場合と比較して、代理店にとっては不利な内容となります。
このように独占的販売代理権と非独占的販売代理権とでは、代理店が享受できる利益の程度が大幅に異なるため、メーカーと代理店との間で摩擦が生じる可能性があります。
そのため、独占的販売代理権と非独占的販売代理権の区別が重要となります。